2010石垣島フライトツアー
日時 7月4日~7月11日 (7泊8日)
場所 石垣島 明石パラワールド
参加メンバー 中北、井上、畠山、北村、矢田、指川、和田
フライヤーになってしまったからには山ばかりでなく一度は美しい珊瑚礁の上を飛んで見たい、とは言うものの、石垣島は沖縄本島からさらに南西に430km気分的にも費用的にも海外フライトに近いものがある、地図で確認してもらえば分るが かなり台湾に近い位置にあり、ゆえに南国情緒盛たくさん日本を代表する珊瑚礁フライトエリアである。
フライヤーから絶大な支持を誇る石垣島、そしてリピーターがものすごく多いのも他のエリアには見られない現象である。
7月4日(日)晴れ
いよいよ出発の日が来た、集合は関空AM9.20 私は天王寺から関空快速で行く予定だったが娘夫婦に車で送ってもらい予定より早く空港に着いた、一番乗りと思いきやもう全員集まっていたのには驚く。石垣へは直行便 関空発AM10.20発 石垣へは予定通りPM12.45に着いた。
空港へは森さんと蝶ちょ仲間のアダチさんが二台の車で迎えに来てくれていた、天気もいいので早速明石エリアへ向かう、このエリアは大城さんが管理している。エリアへはPM2.00に到着したが風の方向が悪く誰も飛んでいない。テイクオフからの眺めは最高、目の前は珊瑚礁エメラルドグリーンの海が広がる、クラブハウスへ機材を預けて宿泊所へ向かう。此れからの一週間は空港近くのスカイマンションの三室に分かれて宿泊する、食事は自炊も出来るが外食にする、今日の夕食は森さんの行き付けの味処「岩」でオリオンビールで先ず乾杯後は泡盛、料理は石垣牛ステーキ、南洋の海で取れる魚の刺身、本場のゴーヤチャンプル等とても上手い。二次会は民謡酒場で沖縄の歌を聞いたり歌ったり、踊りまくる、夜更けまでテンション上りっぱなし、本当にこの人達明日飛ぶの?
沖縄民謡酒場 二枚目さん熱唱
SRC仮面舞踏 果て誰が誰やら ひげ田はどれか分るかな
7月5日(月)快晴
天気はいいがどうも風の向きが悪い、兎にかくAM9.00過ぎからエリアへ向かうAM10.00過ぎにエリアへ着くと校長の大城さんは風が悪いのでモーターパラでダンデムの出来るエリアへ移動する所だった、我々は風が弱いのでチャンスが有ったら飛ぼうと先発隊4名(二枚目、畠山、ひげ田)元さんの運転でテイクオフへ登る。風は妖しいが二枚目さんが立ち上げを試みるが上手くいかない、二番手テイクオフの上手い畠山さん何とか出たがランディングへ真っしぐら、二枚目さん、だましに合わせて上手くテイクオフしトップアウト、私も慌てて準備をし上手く出たがアクセルのセットを忘れトップアウトすると風が強く思うように動きが取れない、尾根に沿って風上に飛び左ターン海岸からクラブハウス前のランディングを狙う、上手くランディング上空へ来たが未だ高く風も強く荒れている高度処理中判断ミス、垂直降下でランディング前の藪へ消える。メンバーのお世話に成る罰として昼のビールは私の奢りだ、しかさん藪の中でとげの有る のこぎりの様な葉でかき傷 血が止まらない、バンドエイドを貼る。
夕食は何時もの味処「岩」で美味い沖縄料理と泡盛で乾杯、二次会は蝶仲間の行き付けのスナックへ森さんの案内で行く、しかさん踊る、畠山さん、二枚目さん、元さん、森さん歌う、ひげ田、北村、八田、踊る夜更けまでどんちゃん騒ぎ気が付くとAM2.30皆さん明日大丈夫。
明石パラワールドテイクオフ クラブハウスのテラス
7月6日(火)快晴
目を覚ますと同室のしかさんがもう起きている、私の顔を見るなり体調がおかしいので病院へ行きたいとの事、早速森さんと相談し私と3人で石垣では大きな徳州会病院へ行く、血を採って検査、結果が出るまでには時間が掛かるらしい。今日も昨日と同じく風が強く向きも悪いので全員フライトは諦める。昼頃結果が出る血小板が異常に少ない 直ぐ帰阪し大きな病院でもう一度再検査してもらうよう紹介状を貰う。パラは送る事にして本人を空港へ送る、しかさん到って元気。
我々は午後から海へ シュノーケリングだ透明度も高くブルーや黄色の熱帯魚が手で触れそう、石垣の海を覗いて今日は飛べなかったが皆さん満足そう。
その夜、しかさんから元気な声で無事に帰宅したとの連絡を受け安心した。
御神崎灯台
7月7日(水)快晴
AM8.00森さんから今日も風が悪く飛べないとの連絡が入る、皆で相談し石垣へ来たのだから海で遊ぶ事にする。先ず川平湾でグラスボート、船で観察スポットへ案内してくれる、珊瑚礁や熱帯魚の観察海底が水族館のように美しい、昼食べたソーキそばは超美味かった。
昼からは吹通川でカヌー、マングローブの中を探索 初体験だが結構楽しい。楽しい後は悲しい事がトホ・・・海水に携帯とデジカメを浸けてしまう。
川平湾 トビハゼ
7月8日(木)晴れ
相変わらず今朝も南西風が強いフライトは諦め早めにお土産を買いに行く、孫達に幸せの星の砂を買いに行くと つかみ取りがあった私の手は小さいのでメンバー1 手の大きな八田さんに掴んでもらう随分儲かり にんまり。ついでに街をぶらつく重文の琉球屋敷「宮良殿内」を見学、日差しや風通し台風時の強度等よく考えられている。
街中で偶然 田畑さん家族に会う、後ろから声をかけられ驚いた。夕食は何時もの「岩」で森さん蝶仲間のアダチさん、我らパラ仲間と何時ものオリオンビールで先ず乾杯、蝶ちょの話を聞けば聞くほど奥が深い。
7月9日(金)快晴
今朝も昨日と同じ南西の風が強いので飛べそうに無いと森さんより連絡が入る。
皆で相談し今日は竹富島観光に行く事にする、ガイドはやっぱり森さんだ島へは高速船で20分、島内はレンタルサイクルでブーゲンビリアや水牛、白い珊瑚礁等を見ながらゆっくり約2時間コースを楽しみ、PM2.00石垣へ帰りエリアを覗きに行く 誰も飛んでない砂浜で八田さんと畠山さんが立ち上げ人力ツーイングを始める。急に発達した黒い雲が近ずき雨、車へ走る。
7月10日(土)晴れ
風が少し落ちたので今日は朝からエリアへ向かうが、矢張り風の方向が悪いクラブハウスでウエイティング。AM11.00一寸早いが近くの名物の明石そば店で昼食、此処のソーキそばは絶品。PM2.00から海岸へ移動 珊瑚礁を見ながら二枚目さん、元さん、北村さん、ひげ田、途中合流の田端さんと楽しいリッジソアリング。先ずは飛べて良かった、エリア料は一日3000-素っ飛び一本は一寸高い・・・関東や四国からも飛びに来ていたが一本も飛べずに帰った組もいた、じたばたしても天候には勝てない又のリベンジを。
元さん 八田さん
二枚目さん ひげ田と元さん
北村さん 二枚目さん
田畑さん SRCメンバー一服
7月11日(日)晴れ
長いと思って行った一週間だったが、あっと言う間の一週間だった。
エリアへ預けていた機材を取りに行き早めにスカイマンションへ引き上げ帰阪の準備をする。帰りは那覇で乗り継ぎ、石垣発15.10―那覇乗り継ぎ―関空着18.45小雨。
帰りはラッキーにも田端さんに送って頂く感謝感謝。
今回のツアーは森さんや蝶仲間のアダチさんに 一方ならぬお世話になりました紙面をお借りして厚く御礼申し上げます。
追伸、帰る車の中でしかさんの訃報を聞き心臓が止まる思いでした、きっと我々の飛びを雲の上から見守ってくれている事でしょう。心よりご冥福をお祈り致します。
報告者 ひげ田