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アヌシーツアーレポート2013

足夏さんによる、2013年のアヌシーツアーレポートです。

アヌシーツアー2013

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アヌシーツアー2013 ツアーレポート

待ちに待ったMaru師匠引率のアヌシーツアー2013がやってきました。 今回は初参加の足夏がレポートさせていただきます。
フランスは3年前の秋に、別のツアーで訪れたところですがきっと飛んでいないエリアにも行けそうでワクワク、ドキドキです。

■参加者の皆さんです。

丸谷 政則 氏 丸さん marutani ツアーを企画引率していただきました。
ありがとうございました。
井上 元一郎 氏 元さん inoue.JPG 終日クルマの運転をしていただきました。
大変お疲れ様でした。
飯田 忠宏 氏 飛び爺 海外ツアー三昧フライヤー。
木屋野 春正 氏 仙人 kiyano.JPG フランスでも木屋野節炸裂!初海外ツアー参加。
杉下 晶吉 氏 杉さん 2台目仙人???立派なお髭で貫禄充分
横堀 道郎 氏 足夏 なんと私だけが現役お勤め人で最年少!

■7月6日(土曜日)晴:アヌシーへ

関空でユーロに両替して携帯電話をレンタルしている間に皆さんはフィンエアーにチェックインを済ませていました。 待っていてくれた飯田さんとチェックインを済ませて皆さんと合流。セキュリティーチェックを済ませて出発ゲートへ向かう。 杉さんはタバコをたくさん買い込んでいました。 少し待ち時間が出来ると、どこからともなく缶ビールが出てきてプシューと始まるのは毎度のことだ。 しばらく待って10:45、ヘルシンキまでの9時間30分のお空の旅が始まった。 程なく機内食。お飲み物はもちろんビール、ワイン。 ビールお代わり、ワインお代わりがエンドレスでした。 CAをあきれさせたころヘルシンキに到着、乗り換えてジュネーブに着いたのは現地時間は同日の18:10ごろでした。

空港にはアランさんが迎えにきてくれていました。 1時間程度で裕子さん宅に到着しました。 大きなワンちゃんのジーナが迎えてくれました。 日本と違ってまだまだ昼が長く21:00ごろまでは明るいそうです。 前日までアヌシーツアーの引率をしていたアエロタクトの宮田さんが滞在していました。 宮田さん、裕子さん、アランさん、SRC6名で賑やかに夕食&アルコールを頂きました。 JPHF?やスーパー老人クラブ?の楽しいお話に終止しました。 時差の関係でながーい1日でした。

■7月7日(日曜日)晴:フライト1日目

朝から良いお天気です。 朝食を頂いて、昨日の作戦会議で決定したシャモニーに向かう。 足夏にとっては初エリアで楽しみです。 途中、車中よりパッシーエリアを見学しながらの移動となる。 ハンドルは元さんが慣れたものと今年も引き受けていただきました。 足夏は後ろからナビゲーターを務めさせていただきました。 到着してランディングを確認してゴンドラテイクオフに上がる。 まだソアラブルではなく、皆さんウエイティングとなる。 頃は良しと杉さんを先頭に皆さんテイクオフする。 丸さんから「西側が良いよー」と無線が入る。 テイクの前で弱いサーマルにしがみついて高度を稼いで西側に移動する。 そこから斜面に張付いてリッジを使いながらパッシー方面にフライトする。 リッジサーマルでトップアウトして氷河を眺めながらのフライトを楽しむ。 岩山のロープウエイ最終駅のはるか上空を眺めながらのフライトは最高です。 高さも充分稼げたので東側に向かう。 しばしば、雲がわいて雲中に入ってしまう。 なるべく雲を避けながらのフライトです。 日本では見られないような氷河や岩山を間近に雲との格闘となりました。 飯田さんを呼ぶ無線が入ってきた。 やりとりを聞いてみるとまだテイクオフできていなく風向きが変わって西風のテイクに移動したようです。 最後に高度を使って南側の向えの山に付こうとして足を延ばすもシンクの連続で上がりそうな気配がないのであきらめて飯田さんがテイクオフするのにお付き合いすることにした。 テイク周辺でウエイティングフライトしていると程なく飯田さんもテイクオフ。 仲良くランディングしました。

足夏は2時間弱で2820mでした。 全員飛べて良かったです。 日本料理のSASUKEに移動して乾杯昼食しました。 店内は日本からの団体客で予約とのことでオープンテラス席で鳥の照焼き定食を頂きました。

食事後プランフェの聖子ちゃんショップへ移動するがスタッフと意思疎通が出来ない。 モンマンテイクオフへ移動してゲートから担ぎ上げすることになる。 丸さんと飯田さんはクルマをズーサのランディングに廻してくれました。 担ぎ上げているとショップのクルマがテイクまで送ってくれました。 ありがとー! 全員テイクオフして猫の牙を狙うが皆さん低くなって帰ってくる。 風位が悪く、沖を攻めたり、谷の中に入っていったり色々なコースでチャレンジするもあえなく撃沈。 一時間以上そんなことの繰り返しで「今日はこれくらいにしといたろ!」とズーサにランディング。 約1時間半、1620mでした。

遅くなったのであわててパッキングして裕子さん宅へ戻りました。 初日から飛べて宴会&2次会は盛り上がりました。  本日のメインディッシュはムール貝です。

■7月8日(月曜日)晴:フライト2日目

本日はサンチレールへ向かう。 足夏は3年前のイカロスカップで訪れましたが曇天で、ぶっ飛びでした。 今年こそ良い飛びが出来ればよいのですが・・・ スクールやタンデムはどんどん出て行くがまだ上がりきらない様子なので皆さんウエイティングする。 日陰はさわやかで涼しい。 日本は梅雨明けして連日猛暑らしい。 少し良さそうになってきたので12:00過ぎに足夏がトップバッターでテイクオフする。 東側にリッジをとりながらフライトするとリッジサーマルを上手くつかまえてトップアウトできる。 テイクの後方につならるグランドサーマルを拾って後方の岩山に付けようと頑張るがグランドが機能しなく、またリッジバンドに戻ってサーマルを待つ。 今度はテイクの西側で上げてやはり後方へ流すが低くなって戻ってくる。 この頃には皆さんがテイクオフしてそれぞれリフトを探して右往左往する。 地元の皆さんが西側に攻めだしたので後を追いかけた。 元さんや杉さんも同じように追いかけている。 3キロ程度行くと大きな谷がある。ここで谷渡りするもの、Uターンするものに分かれる。 足夏はこの谷の手前のサーマルで上げて谷の奥のトップに取り付きさらにテイクオフ後方の岩山の中腹に付けることができた。 ここで地元のグライダーと20分ぐらいリッジバンドを探り探り粘っていると、もっと下に見慣れたスイングの杉さんのグライダーがやってきた。 お互いサーマルのチャンスを逃さずトップアウトできました。 垂直に切り立った岩山は見慣れていないのでやはり迫力があります。 こんなところで没視界になったら大変なので雲を避けて避けてフライトでした。 沖のランディングに向かう杉さんを追うように山から離れて出来るだけ東側に足を延ばしてみました。 無線で連絡をとると他の人は降りているがまだクルマは回収していないということなので急遽、トップランディングしてクルマを降ろすことにしたのは良いのですがすでにテイクとはあまり高度差がなくてテイク後方のランディングには届きそうもないので少し離れた徒歩道横の牧草地にランディングしました。 急いでパッキングして500mぐらい歩いてクルマに乗り込んだ。
足夏は左ハンドル初体験、しかも右側通行。 駐車場を出るとき、いきなり左に寄って対向車とコンニチワしてしまった。 さらに走り出して方向指示器を操作するとワイパーが動き出すしまつで1人笑ってしまいました。 その後は頭の切替えも出来たのかラジオを聞くぐらいの余裕でサンチレールのランディングまでなんとか運転できました。 本日も猫の牙狙いでモンマンのテイクオフへ上がるが地元イントラ?からサンダーストームが来ると忠告を受けて「今日はこれくらいにしといたろ!」と退散する。

途中、スーパーマーケットにて飲み物を仕入れて裕子さん宅へ。 本日のご馳走はお肉、ホルモンです。 宴会は何時ものように盛り上がり階下での2次会地図を囲んで遅くまで続きました。

■7月9日(火曜日)晴:フライト3日目

本日はゆっくり出発しました。
裕子さん宅から1時間弱のグランボルナへむかう。
スキー場エリアです。
昨年は6月で、まだゴンドラやリフトが稼動していなかったそうだ。
本当に天気が良くて景色が素晴らしい
ゴンドラとリフトを乗り継いで2000mのテイクオフへ向かう。
本日の切込みさんは元さんでした。
テイクの左側で調子よく上げていきました。
2番手は足夏で同じように左側で引っ掛けて
トップアウトして同じカラーのシグマとサーマルトップまでガグリングで
上げて左奥の岩山に付ける。
先行している2機が中腹にいるがあまり上がっていない。
でも切り立った岩山なので信じてへばり付くとちゃんと機能していた。
でも少しはなれるとリフトが弱いので本当に貼り付かないと上がらない。
緊張の連続で上げていくとしっかりとしたリフトになってきた。
尾根沿いに上げていくと裏のほぼ垂直の切り立った崖からのサーマルで急激に上がりだす。
本日も雲人への仲間入りです。
何度も雲人になりながら尾根線上を沖へ出していく。
最後の大きな雲から抜けてからはどこに行ってもシンク音が鳴り続ける。
ランディングから「全員降りてるよー」と無線が入る。
シンク続きだし空気を読んで降りるモードにスイッチを切り替えた。
1時間15分、2455mでした。
ランディング後みんなでレストランでハム、サラミ、チーズ盛合せを食べてプチ乾杯
その後、猫の牙狙いでモンマンに向かうが積乱雲が張り出してサンダーストームを
警戒して誰も飛んでいないので本日もあきらめて早めに裕子さん宅へ向かい
15:30には帰ってきた。こんなに早く帰ってくるのは初めてです。
足夏、元さん、杉さんは裕子さん宅のプールで涼をとらせていただきました。
飛込みの写真を撮ったりして楽しんだ。
丸さんは、スカイプでご家族の皆さんとビデオ電話を楽しんでおられました。
本日のメインディシュはエスカルゴでした。
毎日やっても宴会は飽きないですねー。

■7月10日(水曜日)晴:フライト4日目
本日は本命の猫の牙狙いでモンマン
良くなるまでウエイティング。
ところがハングの大会で12:00~15:00はパラは
飛べないそうであわてて12;00前にぶっ飛びしました
ズーサのランディングまで10分弱でした。
その後ウエイティングの間に眺めていた対岸のエリアを探索しました。
パラ屋の嗅覚で見事探し当てました。
ズーサのランディングで昼食ハンバーガしました。
再度モンマンに戻り急いで用意しようとしたらゴロゴロと鳴り出した。
ウエイティングしているとパラパラと小雨が振りだした。
きっと雨は止むと信じて待っていると本当に晴れてきて良い感じです。
1機、テイクオフしてそろそろかなと考えていた頃、急に曇ってきて風も強くなり
またまた雨が降ってきました。
これにて皆さん、あきらめました。
帰りに給油とカルフールで飲み物を仕入れて裕子さん宅へ。
本日は午前中のエリアを昼から探しに行ったり逆の動きになってしまいました。
まあ、こんなこともあるでしょう。
本日のメインは手巻き寿司。久しぶりの日本食で宴会を楽しんだ。
作戦会議では本日の反省を踏まえて明日は午前中グランボルナでフライト後14:00ぐらいにモンマンへ行って
ハングが全て出て、パラのテイクオフがオープンしたら即フライトすることにしました。
早いもので明日はフライト最終日です。

■7月11日(木曜日)晴:フライト5日目
本日、フライト最終日!
まずは朝から3日目に行ったグランボルナへ向かう。
3日目とは逆の風でウエイティング
そろそろ飛んでモンマンに行かなければと杉さんから順番に裏向きのテイクでテイクオフ。
LDは荒れ荒れで皆さん降ろすのに苦労しました。
作戦通り直ぐに猫の牙狙いでモンマンへ向かう。
本日もハングの大会だが少し待って14:30には全てテイクオフして
予想通りパラのテイクオフがオープンになった。
1番手で飛び出してリッジで上げて直ぐに谷渡り
1日目にあんなに苦労したのにあっさり猫の牙に到着
でもまたまた、雲に恐怖を感じて高度を落としたら、なかなか上がれなくて
プランフェのランディングに降りそうになり苦労しました。
皆さんも一斉に飛び出して猫の牙はもちろん、対岸にわたって恐竜の背中の尾根筋を
フライトしてアヌシー湖を半周しています。
その後、足夏はテイクの裏の2本目の尾根筋の岩山も攻めて2200m弱、2時間半でした。
全員、大満足でツアーの締めには最高でした。
本日は最終のディナーはトポフでした。
大変お世話になりました。
明日は帰国なので軽めの宴会で早めに寝るかと思いきや
階下では遅くまで杉さんによるの裕子さんへのお礼のマッサージ
木屋野節全開で2次会が続きました。

■7月12日(金曜日)晴:帰路
急いで洗面、朝食、パッキングを済ませて08:00、アランさんに空港まで送ってもらう。
裕子さん、アランさん、シルバーさん、大変お世話になりました。
ジュネーブ空港でチェックインを済ませてお土産散策。
ユーロと小銭を差し出したら小銭はNG???
ここはスイスフラン圏なのでユーロ札のみだそうで余計なスイス小銭が出来ちゃいました。
3時間ぐらいでヘルシンキ空港に着いた。
関空行きに乗り換えて日本時間7月13日土曜日08:50に無事、着きました。
帰り機内は飲みは控えめ(ビール4、ワイン2)で映画を4本、楽しみました。
全員元気に無事帰ってきました。
最後に丸さんに締めていただきました。総評は「満足度200%のビッグフライト」とのことでした。
最後に終始、運転いただきました元さん、引率のお世話いただきました丸さん、ありがとうございました。